介護タクシーの料金体制

介護タクシーは移送を伴う介護ですが、移送の部分に関しては介護の対象にはならない、また介護保険料をタクシー代に充当させることはできないという理由により移送料金(タクシー代)はご利用者様にご負担をお願いすることになります。

介護タクシー料金

現在、各地で色々な料金形態があるようですが、タクシーのメーター料金全額をご利用者様にご負担いただいているケースもあるようですが、割引対応している事業所もあります(割引そのものがややグレーゾーンのようですが……)。通院等乗降介助の1割のみ(100円前後)で対応している事業所もあったようですが、介護保険の1割負担のみで移送サービスを行うことは好ましくなく、本当に必要性のある方が利用すべきである制度であるという認識が本当の姿です。

指定訪問介護事業所のための通院等の外出介助についての通知・説明資料集

介護報酬は移送に要する費用ではありません

私の地域では小型タクシー初乗り料金520円(1kmまで)、以下294mごとに80円づつ加算されます。
以下は通院等乗降介助 通常時間帯における料金体制です(通常時間帯・8時〜18時)。夜朝時間帯(6時〜8時 18時〜22時)はタクシー料金は変わりませんが介護保険1割負担が121円になります。深夜時間帯(22時〜6時)という設定もありますが、人員的な問題と深夜はまさに緊急時にあたり、常識的には介護タクシーの範囲ではないと思っています。
以下の自己負担に介護保険料873円を加えた額がいわゆる売り上げということになります。基本料金が300円からスタートするメーターも設置できればいいのですが……。メーターを二個付けるわけにはいかないですね。。

タクシー
メーター
タクシー
料金
介護保険
1割負担額
利用者
合計負担額
520〜840 300 97 397
920 380 477
1,000 460 557
1,080 540 637
1,160 620 717
1,240 700 787
1,320 780 867
1,400 860 947
1,480 940 1,027
以下メーターが80円ずつ上がるごとに自己負担も80円ずつ加算されます。
車椅子車両の場合はタクシー料金が200円加算され、自己負担も上記の金額に200円が加算されます。さらに当事業所の車椅子を持参する場合、レンタル料として1日300円が加算されます。

また自宅における通院準備の介護時間に20分以上要するケースは介護度にもよりますが身体介護の算定対象になります。身体介護も基本的には上記料金体制に準じます(介護保険1割負担が245円・介護保険料2,205円)

以下は寝台(ストレッチャー)車両料金表です。サービス内容は身体介護1×2人、移送時間を除いた自宅での介護時間が20分以上という前提です。利用者合計負担額に介護保険料4,410円を加えた料金がいわゆる売り上げになります。

タクシー
メーター
タクシー
料金
介護保険
1割負担額
利用者
合計負担額
620〜1,220 1,000 490 1,490
1,320 1,080 1,570
1,420 1,180 1,670
1,520 1,280 1,770
1,620 1,380 1,870
1,720 1,480 1,970
1,820 1,580 2,070
以下メーターが100円ずつ上がるごとに自己負担も100円ずつ加算されます。
メーターは日中でも2割増しメーターを使用します。

全国をみると距離制運賃体制(いわゆる貸切)をとっているところがかなりあり、周辺でも距離制運賃を取り入れているタクシー会社があります。以下はそのタクシー会社の料金体制です。
距離制運賃 初乗2kmまで…400円(介護1割負担を含む)
         加算15kmまで…500m毎に100円
         15kmを超える場合は超える部分について500m毎に50円加算
時間制運賃の例 移送時間が10分以内であれば移送料金は一律400円