介護タクシーの仕事内容

介護タクシーの仕事内容は、ホームヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)以上の資格を有するタクシー乗務員が通院のための介助を行うことです。以下介護タクシーの仕事の流れとともに私の事業所においてヘルパーに対して通院等乗降介助の内容とはこういうものであるということを説明したものです。

介護タクシー業務

行き(自宅〜病院)についての流れ

@利用者宅において 利用者の了解を得て自宅内に入り、利用者の健康状態確認の声がけ・観察(痛みがあるところはないか等、家族・職員がいれば利用者の状態をさらに確認)→利用者のその日の状態は日々変化するので先入観で介助しないこと(指示通りの介助では対応できない場合があります。尚、有料老人ホーム等の場合、必ず職員に介助開始の声がけを行うこと)。
A外出準備(着替え介助、整容介助、持ち物確認)。
B自宅内移動介助(歩行介助)、声がけして手引き等の一部介助希望があれば対応すること。見守りは常に支えることができる位置態勢をとること。車椅子の利用者についてはベッドからの移乗を行うこと。
C消灯、火気、施錠等確認 乗車介助(自動ドア厳禁) 自宅発(家族・職員に出発の声がけ)。
D移送(利用者のほとんどは腰痛、疼痛、下肢痛のため振動がつらいです。健常者を乗せているような運転は絶対に避けること。尚、移送中は介護保険の対象になりません)。
E病院着 降車介助(自動ドア厳禁) 車椅子移乗が必要な利用者は対応すること。
F院内移動介助(歩行介助)→受付介助→受診科まで移動介助(歩行介助)→受診科担当者に来院の声がけ。
G自己負担支払い 領収書発行。
H利用者の介護終了の声がけ 利用者の状態等で報告事項があったら報告すること。
I介護内容の記録。

帰り(病院〜自宅)についての流れ

@病院着 観察・声がけにより歩行者の状態確認 会計、薬取りの確認 済んでいない場合、希望であれば会計介助、薬取り介助を行うこと。
A院内移動介助(歩行介助)。
B乗車介助(自動ドア厳禁) 病院出発。
C移送(利用者のほとんどは腰痛、疼痛、下肢痛のため振動がつらいです。健常者を乗せているような運転は絶対に避けること。尚、移送中は介護保険の対象になりません)。
D自宅着(家族、職員に帰宅の声がけ) 降車介助(自動ドア厳禁)。
E開錠 利用者の了解を得て自宅内に入り、自宅内移動介助(歩行介助) 声がけして手を引く等の一部介助希望・必要があれば対応すること。見守りは常に支えることができる位置態勢をとること。必要であれば点灯、暖房器具等の始動を行うこと。車イスの利用者についてはベッドまでの移乗を行うこと。
F着替え介助。
G自己負担支払い 領収書発行。
H利用者に介護終了の声がけ(家族、職員にも同様の声がけすること)。
I介護内容の記録。

介護タクシー

最も重要なことは「声がけ」であり、「言葉」です。

ベッドから車イスへの移乗、着替え、総合病院における受診科までの移動介助等に時間を要するものが通院等乗降介助の範囲ではないという認識の時があり、介護タクシーのことをよく理解していないままに進行してしまったことがありました。 経験を積み、介護タクシーの理解が深まったこともあり、上記の介助内容を指示することができました。
利用者が元気になるのも、不調に陥るのも声がけ言葉次第。
共感と傾聴が大事です。